ライト.a精神科学研究所メールマガジン164号の発行お知らせ

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2023年11月のメールマガジン164号のテーマは「不安」です

  

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私事ですが、3~4歳の頃でしょうか、

 

自分が生きていると気付いてからずっと不安でした。

 

それがどこから来るものなのか、どうしてなのか解らず

 

この訳の解らない不安をどうにかしたいと思っていました。

 

 

そもそも精神分析で「不安とは対象無き恐れ」といいます。

 

雲か煙のように掴みどころがなく、漂うがごときもの。

 

特に子ども時代には、この不安を抱えているのは私だけのようにも思えました。

 

周りの人は少なくとも自分より不安を感じずに生きていると。

 

 

不安とマイナス思考が強いため何かすれば失敗するのではばないか、上手くいくはずはないと思う。

 

これでは何かをしようとする前向きな気持ちにはなれません。

 

車を運転すれば事故を起こすのではないか、という不安に捕らわれました。

 

新しいことに挑戦しようと一度は思うのですが、結局踏み出せず止めてしまう。

 

あの時やっておけばよかったと後悔が募ります。

 

 

失敗を恐れる者がとる態度は出来るだけ何もしないことです。

 

その最たるものが引きこもりです。

 

不登校や引きこもりにはなりませんでしたが、

 

心は引きこもりと変わらない生き方をしていたと、今分かります。

 

 

そして精神分析に出会いました。

 

個人の分析(セラピー)と精神分析理論を学ぶうちに、

 

自分の不安がどこから来るのかが漸く解りました。

 

それは、正しい母性を持った母が居なかったこと。

 

子どもにとって適切に世話しない母は母とは言えません。

 

それはただ生んだだけの人です。

 

動物と変わりません、人間にはなれません。

 

 

まず、生後一歳半まで母が子どもの傍にいて世話をする、これだけのことです。

 

これがなかったためにあんなにも不安になり、それが大人になってもずっと続くとは思いませんでした。

 

この不安をフロイトは「基底不安」といいいました。

 

 

これだけのことが世間でもほぼ行われていないのが現状です。

 

いつもここでも書きますが、この世に生まれ出た赤ちゃんは一人では何もできない“寄る辺なき存在”です。

 

だからこそ、母という養育者が子どもの生理的欲求に24時間態勢で応え続けることです。

 

そのためには仕事をしていたのではできません。

 

 

子どもは母に抱っこされ、その温もりを体に刻みます。

 

母の温もりは安心と安全を象徴します。

 

母の腕の中で、まだ小さいその体はすっぽりと包み込まれます。

 

この温もりを知らないと冷え症になります。

 

体だけではなく心も冷えてしまいこの冷たさは緊張を生みます。

 

一歳半の赤ちゃんにはまだ自分の状態を言葉で訴えることができないので、

 

体の症状、病気で表現するしかありません。

 

その病気の代表は、まず小児喘息です。

 

あとは自家中毒、股関節脱臼、ひきつけ・痙攣・高熱、腸重積、肺炎などです。

 

これらは我が師である大澤氏が臨床で得た理論です。

 

これらの症状が一歳半までにあったということは、母が傍に居る時間が極端に少なく、その子どもは温まりを知らず心が育ちません。

 

よって後に様々な問題が精神か身体、行動で表れる確率が非常に高いと言えます。

 

 

母が子どもの傍に居て、子どもの泣くというサインに適確に応え続けます。

 

胃の空っぽによる不快感や、おむつが濡れた不快感、眠くても寝られない不快感それらを泣くという行為で訴えるしかない子ども。

 

その不快感を母が快に変えてくれる。

 

これが後に、自分が訴えれば必ず母は来てくれ快を与えてくれるという予測性になり、

 

更にそれが母への信頼となり、“待つ”ことができるようになる。

 

成人でもこの精神をもっている人は少ないことを知りました。

 

 

個人の分析と理論によって自分を知り、謎が解けていくと気持ちが楽になります。

 

欠けたものは欲望となり、それを今の自分として現実界で探す運動をおこしていき、対象a・享楽に至るとラカンは教えてくれました。

 

 

           ライト.a精神科学研究所  登張豊実

 

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