ライト.a精神科学研究所メールマガジン167号の発行お知らせ

 

ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。

 

2024年2月のメールマガジン167号のテーマは「母の心が子供の心をつくる」です

  

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子育てするお母さんには余裕が必要です。

 

時間的、空間的、経済的余裕、そして周りからの支援・援助があって、余裕が生まれます。

 

仕事を持っていたり、子育てに専念できない状況では時間的余裕がありません。

 

子供時代、自分もその母から言われ、今度母親になって子供に言います、「早く、早く」と、ほとんどのお母さんが。

 

私も子供たちから言われました「お母さんは何でそんなに早く・早くが好きなの?」と。

 

時間に追われ、家事などこなさなければならないことに追われた切迫感から

 

つい子供に言ってしまいます。

 

切迫感は強迫傾向に行き、強迫神経症を作っていきます。

 

早く起きて、早く食べて、早く支度して、早くお風呂に入って、早く寝て…早く・早く、と。

 

 

お母さんは子供に手を取られて、自分の立てた予定が狂うとイライラします。

 

子供にお母さんのしなければならないことやしたいことを邪魔されているように思います。

 

子供にすれば、自分よりお母さんは仕事や家事の方が大事だと思います。

 

そうして子供は、自分は二の次、後回しで、お母さんに嫌われているのではないかと思います。

 

お母さんに嫌われては生きていけないので、お母さんの気に入るいい子になろうとします。

 

子供はしてほしいことを我慢してお母さんを喜ばせようと、そして怒られないようにします。

 

 

24時間態勢で1歳半までしっかりお母さんが赤ちゃんの傍にいて養育するためには、

 

お母さんが子育てに専念できるように、周りの支えと助けも必要です。

 

夫であり子供の父、そして父母のそれぞれの子供にとっての祖父母、計5人が必要です。

 

因みに動物園でパンダの赤ちゃんを育てるのに、8人の人が関わるそうです。

 

パンダの赤ちゃんの方が人間の赤ちゃんより手厚い世話を受けます。

 

当然夫婦仲がよく、祖父母は、口は出さずに物質的・経済的に助けます。

 

それは結局、子供が心身共に健康に育つためです。

 

 

お母さんの心の余裕はそのまま赤ちゃんに伝わります。

 

これらの余裕と支援がお母さんの心の安心・安全・安定を作り、それを赤ちゃんが感じ取ります。

 

逆に、お母さんに心の余裕がないと、情緒が安定せず、赤ちゃんはよく泣きます。

 

赤ちゃんに泣かれると、お母さんは自分の養育を否定されたように思います。

 

お母さんがイライラするので赤ちゃんは泣き、またお母さんはイライラするというように、悪循環になります。

 

赤ちゃん時代から情緒が安定しないと夜泣きをしたり、

 

幼児になって衝動的に飛び出したりしてとても危険です。

 

後に成長して境界例や具体的にはリストカット摂食障害、薬物依存、

 

果ては自殺にまで至る可能性が出てきます。

 

人間の精神の基礎はこの生まれて間もない早期に作られていきます。

 

 

心が安定すると落ち着きのある子に育ちます。

 

この落ち着きは後に個室を与えられた閉鎖空間からもつくられます

 

小学生高学年くらいなになると、子供は自分だけの個室を欲しがります。

 

これは自分という個を育むために必要です。

 

子供の部屋には親といえども勝手に入ってはいけません。

 

ノックをして、子供からOKされて、初めて子供の部屋に入ることができます。

 

子供の個を尊重する親の態度が子供に伝わり、子供は個人を尊重することを親から模倣し学びます。

 

このことが自我境界を作る一助になります。

 

私という存在は、私という境界線で区切られ、他者とは別である、

 

だから自分をしっかり持つことができ、自分の好きなことは何か、どうしたいのか、自分の欲望に向かって進みます。

 

同様に他者も自分とは違う存在であると認識し尊重する。

 

これだけでも精神的に成長した人間です。

 

 

私はあまりにも無知でした。

 

人間の心がどのようにつくられて行くかも知らず、自分の勝手な思いと経験、

 

無意識のコッンプレックスのままの言動で、子供や他者に接しました。

 

結局、自分が親からされたことしか子供にできなかった。

 

自分だけで、どんなにそれを改めようとしても、です。

 

尊重することを知らなければ、人を尊重することはできません。

 

 

知らないことは罪でした。

 

悪しき連鎖は自分の代で止めなければならないと考え、

 

今もセラピーを受け自分を見つめ、精神分析の理論を学んでいます。

 

           ライト.a精神科学研究所  登張豊実

 

 

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