ライト.a精神科学研究所ブログ

ライト.a精神科学研究所 埼玉県鴻巣市でセラピストとして活動しています。様々な悩みご相談ください。

「母の笑顔が子供に関心と愛着を育む、そして理解へ」 ブログNo.130 

理解とは

 

幸せの源は“理解”です。理解力を持つこと。理解は愛の別名と言います。

対人関係には理解が不可欠です。

 

また、“思う”と“考える”は違います、

例えば、相手が「私は自分が嫌いです」と言いました。

聞いた私も自分が嫌いなら、「ああ、同じだ、わかる」と納得して終わります。これが“思う”です。

思うは想像的共感、思い込み、同情。

相手が「自分を嫌い」な訳と、私が「自分を嫌い」訳は同じではありません。

ここに論理も用いて、「自分の何が、どういうところが嫌いなの?」と聞きます。これが“考える”です。

理解に自分の主体は関係なく、感情も要りません。

自分を無にして論理で考える、論理的的思考をします。それは例えば数学・物理などの科学などです。

対象や理由を言語化し、言語の意味を共有したことを“理解”と言います。

 

ほとんどの会話は、思い込みです。

自分と同じものは同情するが、違うものは聞き流す。

わからないことを「なぜ?」「どうして?」と問いかけます。

それが相手への関心になる。

その人に関心があれば、その人を知りたい、少しでも理解しようと思います。

 

 

人間は学習の産物

 

現代は人への関心が薄れて来ていると感じます。

人・対象への関心も愛着も子供が初めから持っているのではなく、母・養育者から関心向けられることから学びます。

関心が無ければ「どうでもいい」世界を生きます。

 

人間は学習の産物です。

何も知らない状態で生まれます。だからこそ、生きていくための知識・情報・知恵を学習していかなければなりません。

言葉を聞くことで覚え、文化や社会規範を学んでいきます。

最初は家庭という小社会から、そして社会に出て他者と関わり、生涯、他者との交流を通して学び続けます。  

  

     

 

 

母から関心と愛着を学ぶ

 

まず家庭が子供の学びの場です。

そこで母はいつも笑顔でいます。

その母はいつもどんな時も、自分を気にかけ見守っていてくれると、子供が思うほど母は子供に関心をもってまなざしを向けます。

子供はその母のまなざしが心地よく、自分だけに向けれていると思います。

母のまなざしを心地よい、快と受け取るのは、母が自分を見ている時いつも笑顔だからです。

怒ってる母が自分を見ても、心地よいとは思いません。

母がいつも不機嫌だったり、怒っていると、この子供の母への関心は母に怒られないようにするためのものになります。

これでは、子供の心は正常に育たちません。

 

正常な場合、自分も母が好きだという感情・意味に発展していきます。

こうして、まなざしが愛着になっていきます。

 

母の表情を子供はよく見ています。

ちょっとした表情の変化に敏感で、母の心を読み取ろうとします。

子供が母に笑顔で関心を向けられることから、今度は母に関心を向けるようになったということです。

笑顔が一番です。

 

    ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

 

(我が師 LAFAERO1 大澤秀行 参考:各分析理論講座  筆者まとめ)

 LAFAERO1ホームページ:https://lafaero1.com/

 

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「子供に温もりを伝えることが母の資格」 ブログNo.129

 

母がいつも傍に居て、子供を世話をし、要求・欲求に応えます。

新生児は、一人では何もできず、養育者・母なしには生きられません。

仕事を持っていて、保育園や祖父母の預けるなどで、母との交流が継続しなければ、子供は放ったらかしにされ、寂しい思いをします。

子供の養育は同一対象者がします。コロコロと養育者が変わると、子供の心は育ちません。

 

世間一般はこのことを知らないため、国や自治体も0歳児保育、待機児童を無くすなどという政策がとられます。

人間の精神がどのように発達していくかを、フロイトなど先人たちが学問として研究し残した『精神発達論』という理論があります。学んで知って欲しいと思います。

 

 

人間になる出発点:交流と温もり

 

『精神発達論』から考えると、人間になる出発点、生きる意味は、“交流” と “温もり” にあります。これは人間として必須です。

人は一人では生きていけず、他者と繋がっています。

繋がりと温もりが絆になります。

 

その最初が母という他者との交流です。ここで母と交流することで、その後、成長して母以外の他者と交流できるようになります。

母との交流でつまづくと、その後の交流も上手くゆきません。

母との関係が対人関係の基本となります。だから、母が一貫して養育をする必要があります。

 

母に抱っこされ、母の温もりを肉体の温度感として感じます。

人との交流で、人の心の温かさを感じることがあるように、心的世界に波及します。

子供は抱っこされると安心します。

独りぼっちでは孤立し、身体も心も寒い。

人との繋がりがあると温かく、温もりが孤独を癒します。

 

交流で大事な条件は永続的交流で、ここから温もりと絆が生まれます。

永続的交流が結婚になります。

 

交流と温もりと絆が人間の深いところ、無意識に刻まれていて活動の源となり、これらを生きる中で展開していきます。

ただ、刻まれていても、それが母を通して実感され、掘り起こされなければ眠ったままで、あっても無いがごとくになってしまいます。

 

母の温もりを知らないと冷え性になります。冷え性の女性は多いです。

 

母の資格

 

母は子供に温もりを与え伝えます。

ところが、母は子供が思い通りに動かないと怒ります。

機嫌が悪く怒っている母が子供を抱っこしても、子供は針の筵です。心地よくないのでぐずります。

母が温かい心をその生母から与えられ学んでいなければ、無意識に意識に、母自身が抱っこされ温もりを知らないことがコンプレックスとなっていて、自分の子供に温もりを与えること難しいのです。

母が抱っこされなかった子供時代に固着しています。

その子供は母に抱っこされなければ、また同じように抱っこされたいに固着します。

 

それでも、自分に何が欠如しているか。

抱っこによる母の温もりと、母が自分を思う心の温もりが自分にはなくても、それが我が子に与え伝えることが大事だと理解すればできます。

そのために個人のセラピーと理論があります。

独りぼっちの寂しさの解消と温もりを教え伝えるのが母子関係であり、母の機能・資格です。

 

 

 

    ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

 

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「親から自立し、新しい自分の居場所を作る」 ブログNo.128

 

     

 

子供時代は自分を取り巻く世界が狭く、自分が育った家族・家庭が全てです。

その中で繰り広げられる、様々な事象・出来事が子供の自我や性格を作っていきます。

 

 

門限

 

例えば、家族のルール。

門限が決められていて、自分は夕方6時。友達は7時。門限が無い友達もいたりします。

門限に遅れ守らないと親に怒られます。

高校や社会人になって、門限の時間は遅くなっても、なくなることがない。

友達はまだ盛り上がり楽しそうに過ごしているのに、自分だけ抜けて帰宅しなければならない。

それでも、もう少しと門限に間に合わないだろうけど留まれば、それはそれで怒られるのはわかっているので、気が気ではありません。どちらにして楽しめないで苦悩します。

親は、特に娘には変な虫がついては困ると、厳しく門限を守らせます。

それに比べて男の兄弟は門限も緩く、夜遅くても咎められることがありません。

これは性差による差別です。

 

親は自分考えと安心のために、子供にどれだけの負担と苦痛を与えているかを考えなければなりません。

門限は要りません。

子供が自分で考えて判断することです。子供に任せます。

 

門限一つでもこれですから、日常の細々としたことにも口うるさく言われると、子供の主体は潰され、殺されていきます。

 

 

家に縛られ、罪と罰に怯える

 

また、自分の家で起こることは皆の家でもあることと思い、そのまま大人になって、考えが変わることは難しいです。

例えば、毎晩祖父がお酒に酔って暴れ、それを止める父や母とのいざこざを見て育った人は、どの家でもこうだと思い込みます。

また、嫁姑や夫婦の諍いが絶えず、一方からまたはどちらからも愚痴を聞かされ、ごみ箱にされた人も同じで、皆、子供は大人の愚痴を聞かければならないものと思います。

そこに、子供らしい無邪気で無垢な子供時代はなく、安らぎや安心はありません。

 

親の誕生日や、父の日、母の日には何かしなければならなかった子供時代があり、大人になってもその習慣を実行しなければならない。

自分はもうしたくなくてもしなければ、何か言われると怯える人もいます。

生家で何か行事がある時には、何をおいても駆けつけなければならない人。

親の介護のために仕事を止める人もいます。

 

そういう人たちは皆言います。「皆、どこでもそうじゃないんですか?」と。

そんなことはありません。個々それぞれで、その家・家庭に限られたことです。

 

家族のルールの境界線を乗り越え、自分のしたいようにすると「罪」となり、在りもしない罰に恐怖を感じ、怯えます

 

子供時代はそのものとしてはなく、大人になった私は、私の考えで生きていきます。

そうでなければ、いつまでの子供の視座と位置でしかなく、自分がありません。

親に呑み込まれてしまうと、呑み込まれていることにも気づかず、麻痺してしまい、親そっくりの人生を歩むことになります。

親から分離してこそ、自分らしく自分の能力が発揮されます。

 

 

自分の居場所と三つの自立

 

18歳以降は、生まれ育った家族を離れ、新しい自分の居場所を作ります。

そして、三つの自立があります。

  1. 空間的自立。親と離れて住み、親から独立します。
  2. 経済的自立。自分で稼ぎ、自分で生活します。
  3. 心理的自立。心の中の親を殺します。親子ではなく、人対人の人間同士という関係になります。

 

これを成し遂げて、やっと一人前です。

 

    ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

 

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「喜びと幸せを与え合うためのコミュニケーション」 ブログNo.127

   

人は一人では生きられない、一人では意味がない。

人と人が繋がるとは、関係をつくることです。

関係という繋がりの中で、人は意味を持っていきます。

どんな有名なスターでも、舞台照明を担う人はじめ、様々な裏方を務める人がいなければ舞台は成り立たちません。

支え合って、助け合って生きています。

 

人も物も活かすことです。

自分の価値を高めるとは、どういう人間と繋がり、関係を持つかです。

例えば、ネット詐欺、犯罪者と繋がり関係を持って、自分を高めることはできません。

どういう関係の中に自分を置き、どういう人と繋がるか。その人間関係が自分を作っていきます。

 

今はトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)という犯罪グループに、未成年者・高校生などがバイト感覚で入ってしまいます。

彼らは指示役の道具として使われ、捨てられます。

 

昔は自らの動機で犯罪を犯しました。

犯罪そのものは決して容認されるものではありませんが、今は他人から指示されて、簡単に犯罪に手を染めてしまいます。

栃木県上三川町の強盗殺人事件では、16歳の少年4人が逮捕されました。

 

もし、今ある関係に問題があるなら、すぐ切り、他の人と関係を繋ぎ直します。

 

人は知らず知らずのうちに、人に助けられています。 

  

  

 

在るクライアントは、幼い頃から家庭で禁止と否定、排除を経験し、親・家族とは話が通じないと感じ、喋らなくなりました。

自分が何か言っても、その言葉は聞かれないので、無効になります。

家庭で言葉を憶え、会話を学ぶのに、喋らないのでまともに会話ができません。

人との交流ができなくなります。友達と言える友達はできませんでした。

それでも不登校にならず、学校に通いました。

身体能力は高く、スポーツは得意だったので、あるスポーツの部活を熱心にしました。

そこで、辛うじて人の中に居ました。

これも無ければ全く人との交流は無かった、このスポーツに助けられたと言います。 

 

人は家庭・家族では交流できなくても、社会に助けられ、社会で育てられることがあります。

 

家庭・家族とは何か。

単に血縁関係が家族を規定するものではなく、コミュニケーション・意思の疎通ができ、理解し合える関係があれば、その集団は家族と言えます。

大事なことは、コミュニケーションができるかできないかです。

人は伝えたいことがある。それを伝える言語能力が必要です。

伝えたいと思う他者がいて、その他者との関係があればコミュニケーションします。

 

人を喜ばせ、幸せにするためにコミュニケーションします。

喜びを交換し、互いが幸せを与え合う、そういう人間関係を結びたいものです。

そうすれば、いじめや犯罪、戦争もない世界が開かれます。

 

(症例はクライアントの了解を得て記載しています)

 

    ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

 

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「うつと無気力と睡眠障害」 ブログNo.126

      

 

うつの原因:「無気力」と「無力感」「焦燥感」

 

現代人によくみられる“うつ”。うつのを引き起こす原因は様々ありますが、精神分析では、うつを引き起こした起爆剤となる言語を探し特定します。

うつは、劣等感と感じた、失敗をした、自己愛が傷ついた、愛する対象を失ったなど様々な原因があり、その人だけの原因の文字、その人特有の個人の意味を見つけます。

 

うつは、「無気力」と「無力感」、そして「焦燥感」の三つが積分されます。

三つが積分されると、死にたくなる。ここに追い込まれます。

これは危険なので、周りも気をつけなければなりません。

 

うつの原因の無力感とは、自分の能力が充分に生かされていない、発揮されてない。

これは「不本意」という言葉になります。

無力を感じるということは、自分は有力であることの規定がなければなりません。

もともと自分に力が無い人は、うつ病にはなれません。

自分に力があるとは、誇大自己ではなく、有力である自分という確かな自分の自己規定、自己認識があるから、無力な自分に出会ってうつになります。

 

「自分はこんなものじゃない」という自己愛の中の誇大自己と、無力感を持つ今の自我との比較からやるせなさと怒りを持ちます。

誇大自己は実際の自分を幻想時に持ち上げてくれるため、マイナスには作用しません。

故に、誇大自己だけならうつにはなりません。

うつになるのは、言語、知性があるためにいろいろと換喩ができ、その意味に振り回されて、無力な自分という規定に至ってしまいます。

 

うつになる原因の一つ、無力感は、有力感が否定されているとシニフィアン(意味)によります。

有力感が否定されて、無力感に書き換えられた。書き換えられるもとになる有力の文字が自分に無ければ、無力にはなれません。

  

 

うつの症状の一つとして腰痛があります。

無力感は意欲を削ぎ無気力をもたらし、何もする気がなくなってしまう。この無気力にとらわれてうつになります。

やらなければならにのにできなかったこと、やり残したことが、重しとなって自分にのしかかります。

この心の重みで腰が痛くなります。

 

 

睡眠障害

 

     

    


うつの症状として睡眠障害には、過眠と不眠があります。

また、寝付けない入眠困難、夜中に目が覚める途中覚醒、朝早くに目が覚める早朝覚醒、眠りが浅い浅眠感、十分睡眠をとったのにまだ寝たりないと感じる残眠感などがあります。

 

自分の力が発揮できなかった悔いが残ると熟睡できない。これが浅眠になります。

私たちが夜眠り、朝目覚めるとは、日々死と生を繰り返しているということです。朝目覚めた時は、新しく生まれたことです。

眠っている時は意識が無いので死んでいる状態です。

しっかり眠るとは、しっかり死ぬということです。

だから眠れないとは死にきれてないということです。

今日一日、精一杯働いた、やりたいことをした、悔いが無いという思いが眠りになり、ぐっすり眠れます。

 

寝たにも拘らず朝起きるとまだ眠く、眠気が残る残眠感の人は、悔いが大きく作用します。

 

寝付くのに時間がかかる入眠困難は、死ぬのに時間がかかる、つまりなかなか死ねない。

寝る前に今日を振り返って「こうしておけばよかった」、「ああしておけばよかった」と後悔があるためです。

振り返ること自体が、不本意です。

振り返るとはシミュレーションすることで、「たられば」であり、これは現実の根拠がない、無意味なことをする妄想に属します。

 

更に、不安や心配が加わるとより睡眠に影響します。

疲れやすいと感じる易疲労感は、嫌々・不承不承、身体を引きずるように仕事をするので疲れるのです。

楽しいことをすると体は軽く感じます。

 

生きる中で楽しみが無いと、しなければならない事、嫌なことをするばかりで、不本意な人生になります。それは悔いを多く作ってしまいます。

だから、「好きなことを見つけましょう」と言います。

 

    ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

(LAFAERO1 大澤秀行 『夢分析』講座より、筆者まとめ)

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「家庭と社会を区別して、家を居心地の好い居場所にする」 ブログNo.125

  

   

 

コンビニがリビングの若者たち

 

一時期に比べると少なくなった印象はありますが、コンビニの前で地べたに座って飲み食いし、喋っている若者を見ることがあります。

あれは内と外、家庭と社会の区別がなく、彼らにとって外であるコンビニの前がリビングだということです。

彼らには社会が家庭。それは、家庭が家庭の機能をしていないからです。

例えば、父が訳もなく感情的に叩くなどの暴力を振るうとか、母がヒステリックに怒る、家庭内に争いがあるなど、家庭が子供にとって居心地の好い場ではないためです。

 

 

家庭と社会を分ける

 

本来家庭は、家族皆にとって安らぎの場です。

安らぎとは自由でもあり、法に触れない限り、何を言ってもいいということです。

必ずそれは、家庭の中だけのことと子供に認識させる必要があります。

家庭の中では、何でも言いたいことが言え、怒られない、否定されない、拒絶されないで聞いてくれる。

だから、社会では法・掟・ルールに従います。

 

この社会の法に従わないのが犯罪者です。

犯罪者になるのは、家庭が居心地の好い場ではなかった。

内と外、家庭と社会が逆転しているために、社会で何をしても許されると勘違いしています。

それはまた、家庭でルールを教えるのは父ですから、父が居ても機能しなかったためです。

この父不在では家庭は無法地帯となり、子供はやりたい放題です。

家庭には家庭のルールがあり、父の旗印の下に家族は集います。

その中で家では自由でリラックスし、社会ではルールに従って学校ではきちんと座って勉強する。

社会と家庭でのルールは違います。

知性と言語をもった父でないと、子供にこれを伝え教えるのは難しいことです。

  

   


子供も学校に行くようになれば社会のルールに従うという、社会の制限が子供にも加わります。

だから、家庭では子供に母は世話をし、all okします。父は子供にしていい事と悪い事を教え、言葉で説明し納得させ正しい方向に導きます。

これによって、社会と家庭がしっかり分けられます。

社会のルールに合わせることを理解させ、その抑圧を解放するのが家庭です。

家は自由と解放の場であり、子供がわがままをできるのは家の中だけだとわかります。

 

 

家庭に学校・警察・裁判所を持ち込まない

 

だから、家庭に社会を持ちこまないことです。

その代表は、学校、警察、裁判所です。

 

学校で勉強しているのですから、家に帰ってまで「勉強しなさい」「宿題したの」などとは言いません。

宿題をしなければ学校で叱られたり困るのは子供自身ですだから、子供に任せます。

 

家が警察とは、いつ、どこへ、誰と、何をしてきたか、調書を取らないこと。

子供が自ら話すのはokですが、親から根掘り葉掘り聞いてはいけません。

秘密を持つことも、子供の成長の一つです。思春期になって何でも親に話すことはまずありません。

親自身の思春期の事を振り返ればわかると思います。

 

裁判所とは、親の価値観や考えで、子供の言動にいい悪いの裁き、評価をしないということです。

家庭でよくみられるのは、「お兄ちゃんなんだから」、「お姉ちゃんなんだから」という言葉です。

弟や妹がいると、兄だから、姉だからというだけで我慢させられたり、譲ったり、面倒を見させられたり、兄弟げんかをすると叱られたりします。

たまたま早く生まれたために、兄・姉と言われるだけで兄弟は平等です。そこに上も下も、いいも悪いもありません。

 

家で学校、警察、裁判所をすると、安らぎと自由がなく、くつろげる居場所がないため、家が社会になります。

 

家庭の平安はまず両親の仲の良い事です。両親はじめ大人の在り方が子供に全て影響します。

子供が勝手にそうなったのではありません。

もし、子供の言動に問題があれば、まず親が自分たちを顧みることです。

 

 

    ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

 

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「一人の人間として生きるには親と手を切り訣別すること」 ブログNo.124

   

 

娘は母の欲望の手先、息子は母のファルスの代理物

 

娘は母の自分のコピーになります。

無意識に、母は娘を自分の欲望の手先にしてしまいます。

娘は母の命令指示通りに動く人です。

母の欲望の手先とは、母の欲望の反復であり、ここに子供の欲望はありません。

言い換えれば、子供は母を喜ばせ、満足させるために生きます。子供の楽しみや満足はないということです。

こういう娘は、「母より幸せになってはいけない」と言います。

自分が新しい服、コートを買うと、母にも買わなけいけません。新車を買うと、母にも新車を買うと言います。

これが親孝行だと思っています。

 

本来の親孝行とは、親に物を買うことや、旅行に連れて行くことではなく、親の悪いところを真似ず、親を超えて自律した一人の人間となり、自分の欲望で生きていくことと考えます。

母と父と訣別しなければ、自分の欲望はなく、自分の好きなこともわかりません。自分の人生を歩けません。

 

男の子の場合は、母のファルスの代理物にされ、母の欠如の否認を手伝うことになります。

ラカンはそれを穴を塞ぐ「栓」と表現しました。

母のそこにファルスがないため、穴が開いていて、その穴埋めをするのが男の子ということです。

 

子供は母を模倣する

 

臨床場面でよく見られるのは、娘が妊娠するとその母が腎臓、膀胱、尿道、尿管などに結石を作る例です。

これは、産みたい欲望を巡る母と娘の間で起こります。

母は年齢的にはもう子供を産めないのですが、娘が妊娠すると、眠っていた産みたい欲望が刺激され、娘を真似ます。

赤ちゃんを産む代わりに、結石を作って体外に出す行為に置き換えます。

この形式は出産と同じと見做されます。

 

  

 

また、鼻が詰まる、副鼻腔炎、蓄膿なども、鼻に膿が溜まるので、膿(うみ)=産(うみ)みたい欲望の身体化です。

      

母が3人子供を産んでいると、娘も3人の子供を産みたいと言います。

母の模倣です。

母の遺品を大事に持っていたり、身につける人もいます。

母と同じ病気になったり、母が亡くなった歳が近づくと、自分も死ぬのではないかと不安や恐れを感じる人もいます。

 

 

all ok 敏速・適確、言われたことだけする

 

母は子供を無意識に自分のファルスにしたり、自分の欲望の手先にしています。

これをしないために「all ok」します。しかも「敏速・適確、言われたことだけする」。

これをすれば、母のコピーではなく、母が子供の欲求・欲望に従うので、オリジナルの子供ができます。

子供は母の欲望の反復、模倣ですから、母の欲望を抹殺し、母のファルス、母の欲望の手先を止めれば、自分として生まれ変われます。

これをしなければ、今の自分は母そのもの、同じということです。

 

 

欲望とは

 

欲望とは欠如です。欠如しているからこそ、それを求めます。

自分にあるもの、満たされたものは欲望する必要がありません。

女性は欠如を子供で埋めてしまえます。これは子供を犠牲にして、子供の個を尊重していません。

 

我が師は言います。

欠如を言葉にすれば欲望になる。欲望は欠如から見つける。自分に欠けていることに気づく。

欠けているものの探し方は、怒りを見つけること。怒りの対象こそ欠如の対象であり欲望。

憶えられない自分に怒れば、勉強し憶える。

満足していれば怒らない。満足は不足しか作らない。

欠如は満足を生み、仕合せの種は欠如である。

自分に欠けているものは何か、探す。

欠如を言葉・文字にする、それが欲望になると。

 

    ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

(LAFAERO1 大澤秀行 『アンコール論』講座より、筆者まとめ)

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